【Special Contents Vol.6】佐賀大学が佐賀市・伊藤忠エネクス・不二製油グループ本社と共同し、CO2を活用した大豆育成研究プロジェクト開始

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左から、伊藤忠エネクス 執行役員 田中文弥 電力・ユーティリティ部門長、佐賀大学 農学部植物遺伝育種学分野 渡邊啓史准教授、佐賀市 坂井英隆市長、佐賀大学 農学部施設園芸学分野 後藤文之教授、不二製油グループ本社 取締役上席執行役員 門田隆司 最高技術責任者（CTO）兼ESG担当

国立大学法人佐賀大学（学長：兒玉浩明）は、佐賀市（市長：坂井英隆）、伊藤忠エネクス株式会社（本社：東京都千代田区、代表取締役：岡田賢二）、不二製油グループ本社株式会社（本社：大阪府大阪市、代表取締役：酒井幹夫）と共同で2022年５月よりCO₂を利用した大豆の育成研究プロジェクトを開始いたしました。

CO₂と大豆のプロジェクトとは

この研究プロジェクトは、CO₂を吸収することにより成長が早まる大豆の特性を活かした効率的な大豆の生育を研究するものです。まずは佐賀大学の実験施設において実証試験を開始します。将来的には佐賀市の清掃工場にあるCCU（Carbon dioxide Capture and Utilization）で回収されたCO₂を利用することを念頭に置いています。今後は段階的に栽培規模を拡げていき、将来的には、この栽培で生育した大豆を不二製油グループの技術を用いたサスティナブルな大豆製品として事業化し、広くみなさまにお届けできればと考えています。

産学官連携で取り組むサステナビリティ

現在、佐賀市の清掃工場ではごみを焼却した際に発生する排ガスから二酸化炭素（CO₂）のみをCCUで分離回収し、隣接する農業・藻類事業者にCO₂を供給しています。今回、佐賀大学は全国でも有数な大豆の生産地である佐賀県の土地に着目し、佐賀市が回収したCO₂を使った貴重なたんぱく源である大豆の効率的な生産につなげたいと考えて共同研究契約を締結しました。当該研究プロジェクトは産官学一体となって連携し長期的に取り組んでまいります。

関係者の概要と当該プロジェクトにおける主な役割

■佐賀市
　所在地：佐賀市栄町１番１号
　代表者：佐賀市長　坂井　英隆
　役割：清掃工場からCCUで回収されたCO₂等の情報の提供

■国立大学法人　佐賀大学
　所在地：佐賀県佐賀市本庄町１番地
　代表者：学長　兒玉　浩明
　役割：当該プロジェクトにおける大豆育成の研究

■伊藤忠エネクス株式会社
　所在地：東京都千代田区霞が関３丁目２番５号霞が関ビルディング
　代表者：代表取締役社長　岡田　賢二
　役割：植物工場におけるエネルギーサービス提供

■不二製油グループ本社株式会社
　所在地：大阪府大阪市北区中之島３丁目６番32号ダイビル本館
　代表者：代表取締役社長　酒井　幹夫
　役割：育成した大豆を活用したPBF（プラントベースフード）製品の開発・マーケティング