ダイヤモンド半導体パワーデバイスの出力電力・電圧の世界最高値を更新!
佐賀大学は、次世代の究極のパワー半導体ダイヤモンド半導体デバイスを作製し、世界最高の出力電圧、電力の記録を更新しました。宇宙空間の人工衛星を基地局にする無線通信が具体的に進む中で、人工衛星で使われている真空管に代わる高出力、高周波数の半導体デバイスに期待されます。
佐賀大学は、アダマンド並木精密宝石株式会社(本社:東京都 社長:並木里也子)と共同で、ダイヤモンドの大口径化と半導体デバイスの周辺技術の高度化を進め、次世代のパワー半導体のダイヤモンド半導体デバイスを作製し、世界最高の出力電力および動作電圧を更新。ダイヤモンド半導体は、従来のシリコン、シリコンカーバイド、窒化ガリウム、と比べ、放熱性、耐電圧性、耐放射線性に優れており、地上だけでなく宇宙空間でも安定に動作させることができます。
この成果は、世界的に最も権威ある米国電気電子学会(IEEE)のElectron Device Letters誌に掲載されますが、注目論文として表紙に掲載されます。
詳しくは下記をご覧ください。
また佐賀大学理工学部 嘉数 誠先生による動画「令和4年5月10日臨時会見 ダイヤモンド半導体パワーデバイスの出力電力・電圧の世界最高値を更新」もぜひご覧ください。ご自分のYouTubeアプリで直接閲覧したい方は、下記「令和4年5月10日臨時会見動画」のリンクをクリックください。詳しくは下記をご覧ください。
参照元:佐賀大学広報室
ダイヤモンド半導体パワーデバイスの出力電力・電圧の世界最高値を更新
https://www.saga-u.ac.jp/koho/press/2022051024650
参照元:佐賀大学広報室
令和4年5月10日臨時会見動画
https://youtu.be/bu5hi78SkWU
関連リンク:直径2インチ超高純度ダイヤモンドウェハの量産に成功!量子コンピュータの実現に目途
https://sagadaipress.saga-u.ac.jp/archives/3945/