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佐賀大学医学部循環器内科研究チーム 心房細動患者における心臓アミロイドーシスの頻度と臨床像が明らかに

心房細動は、国内で約100万人が罹患する代表的な不整脈で、心不全や脳梗塞の原因にもなります。近年、心不全との関連が指摘されている「心臓アミロイドーシス」は、早期発見と治療が重要な病気です。今回、心房細動の患者さんを対象に行った研究により、約7%の方に、病気の初期段階にある「潜在的な心臓アミロイドーシス」が存在することを突き止めました。さらに、加齢や心臓の構造的な変化に伴い、その割合は20〜40%に上昇する可能性があることも明らかになりました。心臓アミロイドーシスの患者さんには、カテーテル治療だけでなく、薬による適切な治療が求められます。心房細動患者におけるアミロイドーシスの頻度と特徴を明らかにした本研究は、世界でも初めてのものであり、今後の診療や治療方針に大きな影響を与える成果といえます。
この研究成果は、心臓病分野で最も権威ある学術誌の一つである European Heart Journal に掲載され、国際的にも高い注目を集めています。詳しくは下記をご覧ください。
参照元:佐賀大学広報室
心房細動患者における心臓アミロイドーシスの頻度と臨床像が明らかに
https://www.saga-u.ac.jp/koho/press/2025070237945