就職支援

キャリアセンターが取り組む新しい就職活動支援

この記事は佐賀大学広報誌 第44号「かちがらす」
佐賀大学広報室2021年3月発行に掲載されたものを転載許可を得て掲載しています

 2020年度、4年生の就職内定率は例年と比較すると微減でしたが、3年生(21年度4年生)の不安が大きいとキャリアセンター長の羽石先生。「大手就職サイトの担当者と話をすると、全国から多くの不安の声が集まっているようです。しかし就職活動の動き自体は鈍く、エントリー数などが少ないとのこと。
オンライン化で友人や同期の就職活動をする姿(リクルートスーツ姿の同期など)を目にしておらず、出足が遅れているのでは」。それでもインターンシップにオンライン参加する積極的な学生もいて、二極化が心配されます。「何から始めれば良いかでもいい、まずはキャリアセンターに相談を」

 同センターでは昨年10月から毎月第2火曜日の昼休みに、「キャリラジ」と題したライブ配信を始めました。新しくセンターに加わった山内先生と羽石先生の二人で、就職活動に関するさまざまな情報を発信しています。学生からチャットで企業選びの方法、女性の社会進出についてなど幅広い質問があり、内容によっては個別で対応。ある企業の担当者が、自らゲストスピーカーとして参加したことも。「オンラインを活かし、今後卒業生など多くの人に登場してもらいたい」と羽石先生。ポジティブな情報発信を続けていく予定です。

 昼休みに配信するのは、企業の人事担当者が視聴しやすい時間帯でもあるためです。企業の問い合わせに応じる「オフィスアワー」も導入しました。インターンシップで学生はどんなプログラムに興味を持つか、魅力的な求人票とは、といった質問や、センターを訪問したい、専門分野の先生に相談したいなどの要望が寄せられています。

▲「キャリラジ」(第2火曜12:15~45)配信の羽石先生(左)と山内先生(右)。
「似たフォルムの二人でやっています(笑)」

 2021年1月末~2月にはオンラインで学内向けに「合同企業業界研究セミナー」を開催し、402社が参加しました。「オンラインイベントは昨年春からの知見があり、学生専用の『ウェブ就活のすすめ』などコンテンツも充実。相談も随時受け付けており、対面が希望ならプロのキャリアコンサルタントが相談に乗ります(要予約)」と羽石先生。今年8月には「産学交流プラザ」(仮称)としてリニューアルし、学生と企業の接点となる場を目指してスペース、機能ともに拡大する予定です。

▲オンラインで実施した合同企業業界研究セミナー。
詳細は、佐賀大学キャリアセンター http://job.admin.saga-u.ac.jp

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