【Special Contents Vol.22】佐大の学び/データサイエンス教育ってどんなもの?
佐賀大学ではデータサイエンス教育プログラムを策定し、2021年度新1年生から経済学部、農学部、理工学部、医学部で必修化しました。2022年度新1年生からは教育学部、芸術地域デザイン学部でも必修化し、これにより全学部必修化を達成しました。
データサイエンス教育とはどんな学びになるのでしょうか。
仕事や暮らしに役立つデータサイエンス
現代社会では、ICTの急速な進化によって多彩なデータが得られるようになり、膨大なデータが蓄積されています。それが一般的にビッグデータと呼ばれるものです。そしてそのデータを読み解き、価値ある情報を導き出すのがデータサイエンスです。決して新しい研究分野ではなく、すでに多くの企業や社会で活用されており、様々な業種・分野で今後も不可欠になっていくと考えられます。そこで佐賀大学では、データサイエンス教育プログラムを策定し、2021年度から全員が学べるようにしています。
文系・理系を問わず、デジタル社会の「読み・書き・そろばん」必須スキル「データサイエンス」
「私は教育学部志望で将来、学校の先生になりたいけど、データサイエンスがどう役立つの?」、「僕は理系じゃないのに関係ないのでは?」と思う方もいらっしゃるでしょう。データサイエンス教育で得られる知識や活用の場と、各学部で学ぶプログラムをご紹介します。
リテラシーレベルとは…
このプログラムは、今後のデジタル社会において数理・データサイエンス・AIを日常生活や仕事の場で利活用できる基礎的素養を身に付け、これらを問題解決や他者との円滑なコミュニケーション等に正しく活用できる人材を育成することを目的としています。
応用基礎レベルとは…
このプログラムは、数理・データサイエンス・AIに関する基礎能力を有するとともに、これを自らの専門分野や関連分野などへ応用・活用して、様々な問題解決や価値創造などを担う人材を育成することを目的としています。
佐賀大学 文部科学省「令和4年度 数理・データサイエンス・AI教育プログラム(リテラシーレベル)」認定
文部科学省は2022年8月24日に、「数理・データサイエンス・AI教育プログラム」の認定・選定結果を公表し、佐賀大学は「令和4年度 数理・データサイエンス・AI教育プログラム(リテラシーレベル)」に認定されました(認定期間は、2022年8月24日~2027年3月31日)。 これは、データサイエンスの学びが「大学の正規課程」「全学に開講」「学生の関心を高め、体系的に修得できる」などの認定要件があります。
佐賀大学ではこれからもさまざまな「学び」で、多様化する現代社会に求められる知識と技術を磨けるカリキュラムを展開します。
関連リンク:佐賀大学全学教育機構 数理・データサイエンス教育推進室
https://www.oge.saga-u.ac.jp/dsci/
関連リンク:佐賀大学 文部科学省「令和4年度 数理・データサイエンス・AI教育プログラム(リテラシーレベル)」認定
https://sagadaipress.saga-u.ac.jp/archives/5407/