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佐賀大学名誉教授・客員研究員の田端正明先生の研究グループが,三重津海軍所跡から出土した磁器の産地を推定

佐賀大学名誉教授・客員研究員の田端正明先生が、三重津海軍所跡から出土した磁器の産地推定に成功。三重津海軍所は、幕末期に佐賀藩主鍋島直正が蒸気船の修理・建造と海軍教育のために建設したもので、2015年に世界遺産に登録されました。この海軍所跡から出土した磁器を佐賀県九州シンクロトン光研究センターにて、蛍光X線で分析。出土した磁器は、有田と有田近郊の波佐見、志田で製造されていたことが明らかになりました。

(イメージ画像:佐賀市教育委員会提供)

<論文情報>

タイトル:Estimation of places of production of porcelains of unknown origins excavated at the Mietsu Naval Facility site based on differences in the solubility of trace metals during the elutriation process
著者:Masaaki Tabata, Naoto Yagi, Jun Nishimoto, Abdul Ghaffar
雑誌:Journal of Archaeological Science: Reports

公開年月日: 2021年2月1日
DOI:https://doi.org/10.1016/j.jasrep.2021.102823

(文責:アドミッションセンター)

参照元:佐賀県九州シンクロトン光研究センター
http://www.saga-ls.jp/main/2865.html#gsc.tab=0)

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