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佐賀大学、J-オイルミルズ、九州大学研究チーム 世界初!ダイズ油脂に含まれるフラン酸の合成に関与する遺伝子発見

佐賀大学とJ-オイルミルズ、九州大学では、ダイズ油脂中のフラン酸含量が減少した突然変異系統を利用して、ダイズ油脂中のフラン酸の合成に関わる遺伝子を世界で初めて発見しました。この研究の成果は明所臭の発生が少ないダイズ品種の開発に利用できます。今回発見されたフラン酸合成に関わる遺伝子を利用することで、油糧作物としてのダイズの価値を高めた品種の育成が可能になります。佐賀大学農学部ではダイズ油脂に含まれるオレイン酸含有率を高めた国産ダイズ品種「佐大HO1号(品種登録第29603号)」を育成しています。高オレイン酸とフラン酸を合成しない両方の性質を併せ持つダイズ品種はダイズ油脂の持つ劣化による問題点を解決し、高い酸化安定性や明所臭の発生が抑えられたダイズ油脂の製造に役立つと期待されます。
詳しくは下記をご覧ください。

参照元:佐賀大学広報室
ダイズ油脂に含まれるフラン酸の合成に関与する遺伝子を発見

https://www.saga-u.ac.jp/koho/press/2023120731709

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