佐賀大学・JAXA・呉高専「ダイヤモンド半導体高周波パワーデバイス」が宇宙開発へ!
国立大学法人佐賀大学(以下、「佐賀大学」。本部:佐賀県佐賀市本庄町1番地。学長:兒玉 浩明)は、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)(以下、「JAXA」。本社:東京都調布市深大寺東町7-44-1)と独立行政法人国立高等専門学校機構呉工業高等専門学校(以下、「呉高専」。本部:広島県呉市阿賀南2丁目2番11号)と、文部科学省「宇宙開発利用加速化戦略プログラム」の委託により、「ダイヤモンド半導体デバイスの宇宙通信向けマイクロ波電力増幅デバイスの開発」を2023年度から5年間の予定で開始します。
<この研究開発の3つの特徴>
・ダイヤモンド半導体デバイスによる、宇宙通信向けマイクロ波電力増幅デバイスを開発し、実用化を目指す。
・ダイヤモンド半導体デバイスを使用した、搭載用マイクロ波帯固体増幅器の試作をおこない、超小型衛星等の飛翔機会を活用して、宇宙実証を目指す。
・宇宙用だけでなく、地上用アプリケーションのユーザーや商業化を担う民間企業とコミュニケーションを図りながら低コスト化・事業化の計画を検討する。
ダイヤモンドMOSFETチップの、ゲート電極をサブミクロン化し、マイクロ波帯周波数で動作可能なデバイスを開発します。また、チップをパッケージ化し、基板に実装してマイクロ波特性を測定するとともに、電力増幅回路を試作します。信頼性評価、及び宇宙環境での評価を実施して、搭載コンポーネントを開発することにより宇宙実証を目指します。
詳しくは下記をご覧ください。また佐賀大学大学院理工学研究科電気電子工学部門教授 嘉数 誠先生のリリース動画もご覧ください。
参照元:佐賀大学広報室
宇宙通信向けダイヤモンド半導体高周波パワーデバイスの開発を開始
https://www.saga-u.ac.jp/koho/education/2023120631687