肺腺がんリスクを決める遺伝子の個人差を同定 佐賀大学など発表
佐賀大学や国立研究開発法人国立がん研究センターなどの研究チームは、米国国立がん研究所が主導する国際共同研究に参画し、日本人を含むアジア人の肺腺がん患者と肺がんに罹患していない人についてゲノムワイド関連解析を実施しました。その結果、日本人を含めたアジア人における肺腺がんリスクを決める28個(既知含め)の遺伝子の個人差を同定しました。遺伝子多型の個数の違いから、アジア人の肺腺がん発がんリスクは欧米人と異なることが明らかになりました。またアジア人肺腺がん患者の非喫煙者における肺腺がんリスクは、遺伝子の個人差による影響が大きいことが明らかとなりました。この研究成果は、2023年5月26日(米国東部時間)付で、英国科学誌「Nature Communications」に掲載されました。詳しくは下記をご覧ください。
参照元:佐賀大学広報室
肺腺がんリスクを決める遺伝子の個人差を同定 非喫煙者の肺腺がんリスクの予測に期待
https://www.saga-u.ac.jp/koho/press/2023060929939