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佐賀大学農学部など研究グループ ノリの色落ちを招く有明海珪藻赤潮の年間動態と赤潮原因種を特定

佐賀大学農学部などの研究グループ(代表者:佐賀大学農学部 木村圭先生)が、ノリの色落ちを招く有明海珪藻赤潮の年間動態と赤潮原因種を特定し、研究成果を公表しました。有明海で深刻な赤潮を形成する珪藻スケレトネマ属。今回の研究では、遺伝子配列に基づいてスケレトネマを種別に定量できるスケレトネマ種判別定量PCR法を確立。有明海の海水中を2週間おきに採取し、スケレトネマ7種の年間動態を明らかにしました。その結果、スケレトネマ7種のうち、3種が夏期に増殖する一方、4種が冬季に増殖することが初めて判明しました。また、その増殖パターンも異なり、急激に赤潮化したのちにすぐに消滅するタイプと中規模で海水中に長く居座るタイプの2種類があることも初めて明らかとなりました。今後は、二枚貝やノリ養殖に打撃を与える重要な赤潮種の培養実験や海洋観測を通して、その光合成や増殖特性を詳細に調べ、赤潮発生予測や防除の研究につながり、佐賀の二枚貝やノリ養殖産業の振興や地元産業への貢献が期待されます。
詳しくは下記をご覧ください。

参照元:佐賀大学広報室
ノリの色落ちを招く有明海珪藻赤潮の年間動態と赤潮原因種を特定

https://www.saga-u.ac.jp/koho/press/2023011728812

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