佐賀大学肥前セラミック研究センターなどの研究グループ「ほとんど焼成収縮しない磁器の開発と収縮抑制メカニズム」を解明
佐賀大学肥前セラミック研究センターなどの研究グループが「ほとんど焼成収縮しない磁器の開発と収縮抑制メカニズム」を解明。一般に陶磁器は焼成工程における焼結により緻密化する一方で収縮・変形するため、陶磁器製品の寸法・形状を高精度に制御することは困難であり、それによって陶磁器デザインの自由度が大きく制約されるとともに、製品製造における歩留まりが低下する原因となっていました。本研究では、焼成工程においてほとんど収縮せず、同時にほとんど変形しない磁器を、肥前磁器の代表的な原料である天草磁器土を主原料として作製できることを明らかにしました。さらに、磁器の焼成収縮を抑制するメカニズムについても明らかにしました。
この研究で開発した磁器では高精度に寸法・形状を制御できるため、これまで敬遠されてきたシャープなフォルムや薄手の磁器を思い切ってデザインすることが可能となります。
詳しくは下記をご覧ください。
参照元:佐賀大学広報室
ほとんど焼成収縮しない磁器の開発と収縮抑制メカニズムの解明
https://www.saga-u.ac.jp/koho/press/2022112428327