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佐賀大学医学部が、靱帯と腱の相互作用を世界で初めて解明

佐賀大学医学部生体構造機能学講座 解剖学・人類学分野の研究で、靱帯と腱の相互作用を世界で初めて解明しました。足関節外側靭帯群の一つである踵腓靭帯(CFL)と足部の偶発的な反転を抑制する長・短腓骨筋の腱は位置的に極めて近接しており、相互作用の可能性を示唆するCFL表面の微細な変化も報告されています。今回、我々は解剖体18肢の足部標本を治具に固定した状態で座標系を定義し、CFLの緊張に伴って生じる長・短腓骨筋腱の位置座標の変化について、非接触型3次元デジタイザを用いた精密計測を実施しました。その結果、緊張したCFLによって長・短腓骨筋腱が外側方向へ有意にリフトアップされることが明らかとなり(下図参照)、CFLが長・短腓骨筋の効率的な収縮を補助する“テンショナー”として機能することが強く示唆されました。
この研究によって、捻挫の後遺症として問題となっている慢性足関節不安定症の病態理解や新規治療法の開発、リハビリテーション医療における腓骨筋トレーニングの最適化、あるいはスポーツ分野のエクササイズ理論の発展といった幅広い領域に貢献することが期待されます。詳しくは下記をご覧ください。

参照元:佐賀大学広報室
靱帯と腱の相互作用を世界で初めて解明

https://www.saga-u.ac.jp/koho/press/2022100727789

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