佐賀大学大学院先進健康科学研究科 大学院生が「第59回化学関連支部合同九州大会」で優秀発表賞を受賞
佐賀大学大学院先進健康科学研究科 大学院生が「第59回化学関連支部合同九州大会」で「日本農芸化学会西日本支部優秀発表賞」を受賞しました。
受賞した研究の題目は「X線吸収微細構造解析によるファミリーⅡ亜鉛無機ピロホスファターゼのユニークな触媒反応機構の解明」。無機ピロホスファターゼは、ピロリン酸をリン酸に加水分解する酵素で、すべての生物に必須な酵素です。この酵素は、活性中心に2価金属イオンを持つ金属酵素ですが、その触媒解反応機構は長年に渡り謎を残したままでした。受賞者らは、広域X線吸収微細構造(EXAFS)解析により、亜鉛酵素の加水分解反応前後における活性中心の微細構造解析に初めて成功しました。これにより、オキソ型(O2-)の酸素原子がリン原子を求核攻撃するというユニークな触媒反応機構を解き明かしました。受賞おめでとうございます!詳しくは下記をご覧ください。
参照元:佐賀大学広報室
先進健康科学研究科の学生が第59回化学関連支部合同九州大会で優秀発表賞を受賞
https://www.saga-u.ac.jp/koho/press/2022072826723