生体の低酸素ストレス緩和にあらたな道筋をもたらす新奇化合物PyrzAの発見!
佐賀大学農学部・鹿児島大学大学院連合農学研究科・佐賀大学大学院先進健康科学研究科・東北大学未来科学技術共同研究センター・東北大学大学院医学系研究科による研究成果「生体の低酸素ストレス緩和にあらたな道筋をもたらす新奇化合物PyrzAの発見!」が公表されました。
私たちの体内では微小環境における小規模塞栓が常に形成されては解消されながらも、恒常性が維持されます。塞栓形成は心筋梗塞や脳卒中など虚血性疾患の原因となり、初期の低酸素障害に対する予防や介入法の開発が世界中で進んでいます。
これまで、既存薬ロキサデュスタット(FG-4592)をベンチマークとしてPyrzAの低酸素障害に対する機能解析を培養細胞および、マウス個体において進め、ロキサデュスタットに対して弱いものの低酸素障害を防御する能力を生化学・生理学的に証明しました。このPyrzAの発見によって、これまでのPHD阻害剤に新たな基本骨格をもたらし、PHDアイソフォーム特異的に作用する化合物の創出が進むことが期待されます。
詳しくは下記をご覧ください。
参照元:佐賀大学広報室
生体の低酸素ストレス緩和にあらたな道筋をもたらす新奇化合物PyrzAの発見!
https://www.saga-u.ac.jp/koho/press/2022042524513