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国内初!佐賀大学と地元企業の共同研究から誕生した便ピロリ菌PCR検査キット 体外診断用医薬品として承認

国内で初めて便を検体とするピロリ菌のPCR検査キットが、体外診断用医薬品として承認されました。(研究代表者:佐賀大学 医学部附属病院 小児科 診療准教授 垣内 俊彦)佐賀大学と株式会社ミズホメディー(本社:佐賀県鳥栖市)の共同研究から生まれた「スマートジーン® H.pylori S」は、患者が自宅等で採取した便を用いて高感度のPCR検査を約1時間で行うことができます。「スマートジーン® H.pylori S」は、患者が自宅等で採取した便を用いて、ピロリ菌の感染診断と、クラリスロマイシンに対する薬剤耐性の有無を約1時間で検査することができるPCR検査キットです。本製品は煩雑な測定操作を必要とせず、検査キットに試料を数滴滴下した後、卓上サイズの小型の専用装置※にセットするだけで測定が自動で行われます。
胃カメラの実施が困難な患者に対しても、精度の高いPCR検査を安全におこなうことができるとともに、適切な抗菌薬が選択できることで除菌成功率の向上と胃がん予防への貢献が期待できます。さらに、佐賀県など全国複数の自治体でおこなわれている若年者ピロリ検診(将来の胃がんを予防するために中学生でピロリ菌の検査・除菌をおこなう検診)への活用に期待されます。詳しくは下記をご覧ください。

※全自動遺伝子解析装置「Smart Gene®」(㈱ミズホメディー)

参照元:佐賀大学広報室
国内初!佐賀大学と地元企業の共同研究から誕生した便ピロリ菌PCR検査キット ~薬剤耐性も同時判定、除菌成功率UPによる胃がん予防に期待~ 除菌成功率の向上と胃がん予防に新たな道を開く地域発の医療イノベーション

https://www.saga-u.ac.jp/koho/%e4%bc%9a%e8%a6%8b/2025111739182

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