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佐賀大学医学部研究チーム 健常成人における靱帯と腱の相互作用の証明に成功

佐賀大学医学部生体構造機能学講座 解剖学・人類学分野の研究チームは、足部の姿勢制御機構に関わる新たな学説「踵腓靱帯(CFL)のテンショナー機能」を提唱しています。この説は、緊張したCFLが腓骨筋腱をリフトアップすることで、腓骨筋の張力伝達がより効率的に行われ、不整地歩行時の姿勢制御や足関節捻挫の予防に寄与する可能性を示しています。今回の研究では、生体におけるリフトアップ現象を実証する目的で、超音波診断装置を用いて健常成人13名(26肢)を対象に検討を行いました。その結果、CFLが緊張する20度内がえし位において、腓骨筋腱と踵骨上の基準点との距離は有意に増加し(P < 0.001)、腓骨筋腱の横断面には様々なレベルの形状変化が認められました。特に注目すべき点は、すべての被験者でリフトアップ現象が一貫して観察されたことであり、この現象が生体における普遍的なメカニズムであることを強く示唆しています。詳しくは下記をご覧ください。

参照元:佐賀大学広報室
健常成人における靱帯と腱の相互作用の証明に成功

https://www.saga-u.ac.jp/koho/education/2025072338098

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