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佐賀大学農学部など研究チーム「二枚貝類の貧酸素耐性指標となる代謝過程を解明」
佐賀大学農学部、佐賀大学大学院農学研究科、佐賀県工業技術センター、島根大学生物資源科学部・エスチュアリー研究センターによる研究チームが研究成果「二枚貝類の貧酸素耐性指標となる代謝過程を解明」を公表しました。この研究は、公益財団法人日本生命財団の助成ならびに佐賀大学のプロジェクト「地域の農水圏生物生産・利用技術等の高度化」の支援を受けて行われました。
今回の研究では、近縁種であるにも関わらず貧酸素耐性が異なる二枚貝3種(サルボウガイ・ハイガイ・ササゲミミエガイ)と、同じ種であるにも関わらず産地で貧酸素耐性が異なる二枚貝(有明海産サルボウガイ・中海産サルボウガイ)を対象に、貧酸素環境下における代謝過程を比較する室内操作実験を行いました。その結果、これら二枚貝類の貧酸素耐性の強さに関与する代謝特性を明らかにすることに成功しました。
海の貧酸素化は、地球温暖化の進行とともに悪化や拡大が懸念されている海洋環境問題の1つです。本研究成果は、海の貧酸素化に対して、二枚貝が生き抜くための仕組みを理解することに貢献することが期待されます。
詳しくは下記をご覧ください。
参照元:佐賀大学広報室
二枚貝類の貧酸素耐性指標となる代謝過程を解明
https://www.saga-u.ac.jp/koho/press/2025010735840