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佐賀大学農学研究科の大学院生が「第5回アジア海洋生物シンポジウム」にて優秀発表賞受賞!
佐賀大学農学研究科の大学院生が「第5回アジア海洋生物シンポジウム」にて優秀発表賞を受賞しました。受賞おめでとうございます!受賞した研究の題目は「Physiological responses to salinity changes in Sinonovacula constricta: Metabolic dynamics involved in energy production(和訳:アゲマキガイの塩分変動に対する生理応答:エネルギー生産に関わる代謝動態)Shinjyo, H.,1 and Orita, R.2 1佐賀大学農学研究科、2佐賀大学農学部」。この研究では、貝殻を完全に閉じられない二枚貝の場合、短期的なストレスに対し、どのような代謝応答を示すのか?という学術的問いを立て、実験を行いました。実験には、貝殻を完全に閉じることができないアゲマキガイを使用し、短期的な塩分変化ストレスに対する本種の行動や代謝物の変化を分析しました。実験の結果、驚くことに貝殻を完全に閉じられない種においても、急激な塩分変化ストレスに対して、嫌気代謝が働くことが明らかになりました。この研究により、貝殻の開閉に関わらず、貯蔵エネルギー物質が枯渇した際にも嫌気代謝が働くことが新たに示されました。
詳しくは下記をご覧ください。
参照元:佐賀大学広報室
第5回アジア海洋生物シンポジウムにおける優秀発表賞の受賞
https://www.saga-u.ac.jp/koho/press/2024110635255