受賞・表彰

佐賀大学農学研究科の学生が日本藻類学会第48回大会で学生発表賞を受賞

佐賀大学農学研究科の大学院生が、日本藻類学会第48回大会で学生発表賞を受賞しました。受賞おめでとうございます!受賞した研究の題目は「強光環境に応答するスサビノリのアスコルビン酸を介した抗酸化システムの理解」です。
海苔の原料であるスサビノリは、ビタミンCを豊富に含みます。この研究では、ビタミンC(アスコルビン酸(AsA))が生物における重要な抗酸化物質であることから、光合成生物であるノリが受ける光酸化ストレスとビタミンC代謝との関連に注目した研究を実施しました。異なる光酸化ストレス環境の、暗黒、弱光、強光の3条件でノリ葉状体を培養し、培養0〜3日目のノリ細胞内の色素量、活性酸素種(ROS)量、AsA量、AsA合成遺伝子発現量を評価しました。その結果、ノリは、強光において色素量を調節して抗酸化作用を起こしながら、さらに発生するROSに対しては、AsA量を維持して抗酸化作用を高める仕組みを持つことを突き止めました。この研究は、ノリの抗酸化システムの理解深化に貢献する重要な研究です。詳しくは下記をご覧ください。

参照元:佐賀大学広報室
農学研究科の学生が日本藻類学会第48回大会で学生発表賞を受賞

https://www.saga-u.ac.jp/koho/press/2024040333267

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