スペシャルコンテンツ 2023.12.15

【SpecialContentsVol.45】日経「大学地域貢献度調査」佐賀大学総合ランキング全国8位にランクイン

日本経済新聞より2023年11月6日付で発行された、地方創生・地域経営専門誌「日経グローガル」471号。この号で全国の大学の地域貢献度を調査。その結果、国立大学法人佐賀大学は、総合ランキングにて全国8位にランクインしました。

日経「大学地域貢献度調査」　どんなランキング？

このランキングは日本経済新聞社が、全国765校の国公私立大学を対象に、大学が地域社会にどのような貢献をしているかを探る「地域貢献度」調査を実施し、回答のあった518大学の内容をもとに「大学の組織・制度」・「学生・住民・教育制度・社会人教育」・「企業、行政」、「SDGs・グルーバル」の4分野の得点を合計して順位付けしたものです。佐賀大学は前回調査の40位から8位（上位１％）と大躍進となりました。

佐賀大学では「佐賀大学のこれから-ビジョン2030-」^※をふまえ、第４期中期目標として人材養成機能や研究成果を活用して、地域の産業（農水産業、窯業等）の生産性向上や文化の発展等を牽引し、地方自治体や地域の産業界と連携しつつ、主体的に地域の課題解決に取り組むことを掲げており、「地域と共に未来に向けて発展し続ける大学」を目指し活動しています。このような点が評価につながったものと思います。

※佐賀大学のこれから-ビジョンブックはコチラ（PDF）→

佐賀大学のさまざまな取り組み

佐賀大学では地域貢献につながる取り組みのひとつとして「産学連携」のための諸制度を設けています。学術コンサルティング、共同研究、受託研究、共同研究講座、奨学寄附金などがそれにあたります。どのような制度下において、研究開発を実施するかについては、URA※が詳細をヒアリングして、最適な制度をご紹介しています。また最近よく耳にする「リスキル教育」・「リカレント教育」にも積極的に取り組み、DX分野や助産師・保健師のリカレント・リスキルプログラムを実施し、地域の人材育成を展開しています。

※「URAとは：URAとはUniversity Research Administratorの略で、研究活動の企画・運営・成果の発信まで、多種多様な業務に携わり大学全体の最適化を担う新しい職種です。

【SpecialContentsVol.35】佐大の生涯学習／DXリスキルプログラムはコチラ→
【Special Contents Vol.16】佐賀大学が取り組むリスキルプログラムはコチラ→

地域とともに取り組んでいる事例をご紹介いたします。

「微細藻類」を健康食品、医薬品、工業材料に―

佐賀大学・筑波大学・佐賀市は「佐賀市における藻類バイオマスの活用に関する研究協定」を締結し、佐賀市内に生息する藻類の有効利用に関する基盤研究を行っています。農学部、理工学部、医学部の研究者が学部横断的に結びついた研究チーム「μAB project（マイクロエービープロジェクト）」を立ち上げ、佐賀市内の微細藻類の探索、大量培養技術の開発、有効成分の抽出と検証、藻類バイオマスの農業利用や工業的利用など新しい産業につなげる研究を行っています。
また2023年10月には一般社団法人さが藻類バイオマス協議会との間で、佐賀大学で第3例目となる共同研究講座「さが藻類産業共同研究講座」を設置しました、藻類バイオマスの特性を活かした地域の発展及び地域産業の創生に資するための人材育成と研究開発、藻類の基礎培養から大量培養に関する研究、また藻類に関する研究開発事業を統括することを目的としています。

「知の拠点」佐賀大学のこれから

「知の拠点」として地域社会に開かれた佐賀大学の役割は、学生向けの教育だけではなく、生涯学習や地域発展、人材育成に積極的に大学を解放していくことだと考えます。今回の日経「大学地域貢献度調査」より高い評価を受け、今後も地域における佐賀大学「知の拠点」を展開してまいります。また佐賀大学の地域貢献に関する取り組みはWEBサイト「佐賀大学地域連携紹介マップ」からもご覧いただけます。

WEBサイト「佐賀大学地域連携紹介マップ」はコチラ

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日経「大学地域貢献度調査」 どんなランキング？