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【Special Contents Vol.18】先輩の活躍/佐賀大学農学部卒 中村涼子さん

▲「DPCAドローンフェス2022」にて全国のドローン事業者や自治体参加者約300名に対して講演する中村涼子さん(中央)

シェアリングエコノミー伝道師から「ソラシェア」官民連携室長へ

佐賀大学農学部卒業後、佐賀県多久市役所入庁。2017年デジタル庁シェアリングエコノミー伝道師に任命。2022年7月に株式会社トルビズオンへ参画し、多久サテライトオフィスマネージャー就任。同年8月22日より、同拠点にて官民連携室長に就任。

自治体での活躍

佐賀大学農学部OB、中村涼子さん。今夏、佐賀県多久市をモデルとした「空の町づくり」を全国自治体に展開するため、株式会社トルビズオンが多久市に開設したサテライトオフィス官民連携室の室長として就任。
大学卒業後、多久市役所に入庁。さまざまな課で地方行政を経験。商工観光課時代には、地方創生等の補助金を活用し、「シェアリングエコノミー」に力を注ぎ、多久市を全国初の「シェアリングシティ」へと導き、注目を集めました。「シェアリングエコノミー」とは、個人等が保有する活用可能な資産等(スキルや時間等の無形のものを含む。)を、インターネット上のマッチングプラットフォームを介して他の個人等も利用可能とする経済活性化活動をいいます。また令和3年度には、地方創生テレワーク交付を活用し、多久市内にテレワーク拠点を整備、3社の企業誘致にも尽力し、コロナ禍でのテレワーク環境の整備が進みました。

デジタル庁シェアリングエコノミー伝道師へ

中村さんが取り組まれた多久市でのシェアリングエコノミーは「クラウドを活用した在宅ワーカーの育成」・「体験型観光のコンテンツの造成とマッチング」・「空の道開発による地域課題解決」。財政難の自治体でもやる気次第でチャレンジができることを証明し、2017年デジタル庁シェアリングエコノミー伝道師に任命されました。シェアリングエコノミー伝道師として、活躍されるなか、「空のシェアリング」に感銘を受け、2020年7月ドローン空路開発に力を入れている株式会社トルビズオンと多久市地方創生連携協定を進め、多久市まちづくり協議会と共に、「空の道」構築に尽力。多久市上空に張り巡らせたドローン航行のための「12本の空の道」構築に関わりながら、ドローンが解決する未来に無限の可能性があることに大きな期待を寄せているそうです。

▲多久市でのドローン空路開発

デジタル田園都市「空のDX」のモデル都市佐賀県多久市 官民連携室の室長へ

「空のシェアリング」・「空のDX」をさらに加速化させるため、2022年7月に株式会社トルビズオンへ参画し、多久サテライトオフィスマネージャー就任。同年8月22日より、同拠点にて官民連携室長に就任されました。
「自治体職員であったノウハウを活かしながら、ドローンの活用による地域課題解決に取り組みたいと思っています。さらに、デジタル庁シェアリングエコノミー伝道師としての経験を活かし、空という無限のスペースを活用した新時代のシェアリングエコノミー「ソラシェア」の社会実装を担い、社会に貢献したいと思っています。」と中村さん。

▲新時代のシェアリングエコノミー「ソラシェア」で社会貢献したいですね。と中村さん

中村涼子さんから、在学生の皆さんへメッセージ

高校時代は、環境保全に興味があったので、農学部を目指し、大学受験の勉強ばかりしておりました。大学生時代は、社会勉強ばかりしており、環境保全に関する研究も熱心ではありませんでした。しかし、大学卒業後、多久市役所に勤め、何事も学ぶことが大切であると気づき、新しい政策、新しい企画に取り組むためにも学びが大切であるとわかりました。今では、高校時代の勉強も、大学時代の遊びも、公務員時代の学びも全てが関わってきています。人生何があるかわかりませんから、しっかりと「今」を生きていきたいと思っております。大学生の皆様、なんでもがむしゃらに頑張ってみましょう。何かにつながっているはずです。後になってしかわからないかもしれませんが、なんでも無駄はありませんから。

(2022年9月取材)

関連リンク:PRTIMES
ドローン空路開発のトルビズオン、佐賀県多久市に官民連携室を設置、室長に中村涼子氏(デジタル庁シェアリングエコノミー伝道師)を迎え、自治体連携を加速。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000040.000046605.html

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