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【Special Contents Vol.9】インタビュー/芸術地域デザイン学部 芸術表現コース 小木曽 誠 准教授

小学生の時ルノアールの絵画に感銘を受け画家を志した。

画家、教員、YouTuberとして学生と共にキャンバスに向かう

動画配信を通した絵画教育

教員をしながら画家、YouTuberという肩書きを持って活動しています。YouTube配信はコロナ下の授業方法として2020年3月にスタート。デッサンから水彩画、油絵、教養系動画まで幅広く投稿しています。学生向けに始めた動画ですが、一般公開したところ、2年間でチャンネルの登録者数は2万人を超えました。中でも学生の作品講評から派生した、一般視聴者の作品を講評する「鬼講評」シリーズが人気です。海外各地から多数のコメントが寄せられたり、絵画教室に通うのが難しい障がいを抱えた方や、ご高齢の方にも喜ばれるなど、思わぬ反響に私自身が驚いています。

芸術地域デザイン学部 芸術表現コース 小木曽 誠 准教授

講師バイトが教師の下地に

私は学生時代、予備校などで絵画の講師のアルバイトをしていました。大学4年生の時は卒業制作に明け暮れ、積極的に教えるというよりは教え子にその姿を見せていただけでしたが、受け持った予備校生20人のうち4人が倍率約35倍の東京藝術大学に合格。この経験を通して、教師が自由にやっていた方が案外学生は伸びる、そして教師も作品を作り続けるべきだという考えが生まれました。

佐賀大学着任直前には、美術界の要人数名に「教師になると絵を描かなくなる」と猛反対されましたが、その言葉を裏切るように、私は今も時間を見つけてはキャンバスに向かい続けています。また着任時「佐賀大学を全国区にする」と決意表明しました。その後数年して教え子の一人が24歳という若さで、洋画界で権威ある昭和会賞を受賞。教え子の多くが東京で活躍しており嬉しく思っています。

秋の個展に向けて描いた作品。モデルは学生。

己の尖る部分を磨き続けて

学生は自分自身に尖るものを見つけ、磨き続けてほしいと思います。今は何となく80点を求められ、少しでも目立つと叩かれるような風潮も感じますが、美術というものは100人に1人が大好きだと言ってくれればいい世界です。今後、世の中は変わり続けていくでしょう。より多様な働き方が求められるからこそ、何か一つ特化した能力を身につけておく必要性を感じます。また自分はいくら収入があれば幸せに暮らせるかなど、価値基準を明確にしておくことも重要でしょう。もし絵を極めたいなら、私より時間を費やせばきっとプロになれます。頭の中を制作でいっぱいにして、手を動かし続けてください。今年秋には、佐賀県立美術館で大規模な個展を開く予定です。ぜひ会場へお越しください。(2021年12月取材)

小木曽先生のYouTubeチャンネル
小木曽先生のYouTubeチャンネル。

https://www.youtube.com/channel/UCkg2BRbE9F8QR9Ux4H1C_qQ
(2022年3月31日で一旦お休み中です)

小木曽誠展開催のお知らせ

下記の日程で、小木曽先生の展覧会が予定されています
小木曽誠展
会期:2022年9月10日(土)~2022年10月23日(日)
場所:佐賀県立美術館
主催:サガテレビ
佐賀における初の個展です。
昭和会賞受賞作をはじめ代表作が展示予定です。

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